仕事や家事を終え、ようやく迎えた休日。それなのに、何かを始める気力がなく、ベッドやソファでスマホを眺めているうちに一日が過ぎてしまうことはありませんか。
本当は休日を楽しみたいのに、何をしたいのかわからない。趣味を始めようと思っても、準備をすることさえ面倒に感じる。そんな日は、「せっかくの休みを無駄にした」「何もできない自分はだめだ」と落ち込んでしまうこともあります。

しかし、何もしたくない日は、心や体に使えるエネルギーが少なくなっているのかもしれません。無理に活動的な趣味を始めるよりも、まずは休むことが必要な場合もあります。
趣味は、元気な日に長時間取り組むものだけではありません。横になったままできることや、5分で終えられることも、気持ちが少し緩むなら大切な趣味の芽になります。
この記事では、何もしたくない日でも負担になりにくい小さな趣味と、その日の状態に合う選び方を紹介します。
何もしたくない日に趣味を始められない理由
何もしたくない日に動けないのは、意志が弱いからとは限りません。
平日に仕事や家事、人間関係を頑張っていると、休日になった途端に疲れが出ることがあります。新しいことを考える、道具を準備する、外へ出るといった行動には、思っている以上にエネルギーが必要です。
また、趣味にも成果を求めすぎると、始めるハードルが高くなります。
最初から理想に近い目標を立てると、疲れている日には「今の自分にはできない」と感じやすくなります。楽しむための趣味まで、頑張るべき課題に変わってしまうのです。
選択肢が多すぎることも、動けなくなる理由のひとつです。趣味を探そうとして動画や記事をたくさん見るほど、どれを選べばよいかわからなくなり、結局スマホを眺め続けてしまうことがあります。
何もしたくない日は、多くの候補から理想的な趣味を選ぶのではなく、今の自分が負担なくできることを一つ選ぶ方が始めやすくなります。
何もしたくない日は「回復できる趣味」を選ぶ
疲れている日の趣味は、夢中になれるかどうかよりも、終わった後に少し楽になれるかを基準に選んでみましょう。
元気になる必要はありません。始める前より疲れが増えず、気持ちがほんの少し緩めば十分です。
そのためには、準備と片付けが少ない趣味が向いています。道具をいくつも出したり、着替えて遠くまで出かけたりする必要があると、始める前に気力を使ってしまいます。
手元にある本やノート、スマホ、飲み物など、今すぐ使えるものから選びましょう。
もうひとつ大切なのは、つまらないと感じれば5分でやめてもいいと決めることです。
始めてみて、もう少し続けたいと思ったら続ければよいのです。5分でやめても、「今日はできなかった」ではなく、「自分を休める方法を探せた」と考えてみてください。
何もしたくない日にできる小さな趣味5選
1. 好きな音楽を1曲だけ聴く
音楽は、横になったままでも楽しめる小さな趣味です。
何を聴くか迷ったら、新しい曲を探さなくても構いません。昔から好きな曲や、聴くと落ち着く曲を1曲だけ選びましょう。
音楽を流しながら別のことをするのではなく、数分だけ曲に耳を傾けると、「自分のために聴いた」という感覚が残ります。
気に入った曲を少しずつ保存していけば、疲れた日に聴く自分専用のプレイリストを作る楽しみにもつながります。
2. 本や漫画を数ページだけ読む
読書を趣味にしたいと思っても、「一冊読み切らなければ」と考えると負担になります。
何もしたくない日は、数ページだけで十分です。文章を読む気力がなければ、漫画やエッセイ、写真集を眺めてもよいでしょう。
読書の目的は、読んだ冊数を増やすことだけではありません。短い時間でも日常とは違う世界に触れられれば、それも読書の楽しみです。
心に残った言葉があれば、スマホやノートに一つだけ記録しておくのもおすすめです。
3. ノートに今の気持ちを書く
何もしたくないときは、無理に前向きな文章を書く必要はありません。
「今日は何もしたくない」
「少し疲れている」
「静かに過ごしたい」
今感じていることを、そのまま1行だけでも良いので書いてみましょう。
頭の中にあるものを紙に出すと、自分の状態に気づきやすくなります。「何かしたいのではなく、今日は休みたいのだ」とわかることもあります。
1行を書くことが負担にならなければ、少しずつ日記やジャーナリングとして続けられます。
4. スマホにある写真を数枚見返す
新しいことを始める気力がない日は、過去の写真を見返してみるのもひとつの方法です。
以前訪れた場所、食べたもの、季節の景色などを見ていると、楽しかった時間を思い出せることがあります。
すべてを整理しようとせず、好きな写真を一枚だけお気に入りに登録する程度で構いません。
何度も見たくなる写真を集めていくと、自分がどのような景色や時間に心を動かされるのかが見えてきます。それが、写真散歩やカフェ巡り、旅行など、次の趣味を見つけるヒントになるかもしれません。
5. 塗り絵や簡単な落書きをする
紙とペンがあれば、塗り絵や落書きも気軽に始められます。
上手な絵を描く必要はありません。同じ形を繰り返し描く、丸や線を並べる、好きな色で模様を塗るだけでも十分です。
完成させようとせず、手を動かしている時間を楽しみましょう。
考えごとが多い日は、頭の中で答えを探すよりも、単純に手を動かす方が気持ちを切り替えやすいこともあります。
その日の状態に合う趣味の選び方
何もしたくない日でも、疲れ方は日によって違います。何を選ぶか迷ったら、その日の状態に合わせて決めてみましょう。
頭を使いたくない日は、「見る・聴く」趣味が向いています。音楽を聴く、写真を見る、漫画を眺めるなど、受け身で楽しめるものを選びましょう。内容を理解したり、学んだりしようと頑張る必要はありません。
気持ちが落ち着かず、考えごとが止まらない日は、「書く・手を動かす」趣味がおすすめです。ノートに気持ちを書く、落書きをする、塗り絵をするなど、完成度よりも手を動かすことを意識します。
少しだけ動けそうな日は、いつもと違う行動から始めてみましょう。窓を開ける、ベランダに出る、玄関の外へ出るだけでも構いません。余裕があれば、近所を5分だけ歩いてみてください。
元気な日の自分と比べず、その日の自分にできる量を選ぶことが大切です。
小さな趣味を負担にしないためのコツ
小さな趣味は、予定にしすぎない方が続けやすくなります。
「毎日必ずやる」「毎週作品を完成させる」と決めると、何もしたくない日には義務になってしまいます。疲れた日に選べる候補として、いくつか持っておくくらいで十分です。
その日の気分に合わせて、音楽を聴く日があっても、飲み物だけ楽しむ日があっても構いません。
試してみたものを楽しめなかった日も、失敗ではありません。疲れが強い日は、何をしても心が動かないことがあります。途中でやめても、別のものに変えても、何もせずに休んでも大丈夫です。
趣味の候補として残したいのは、「すごく楽しかったもの」だけではありません。
・少し落ち着いた
・始めるのが負担ではなかった
・またやってもいいと思えた
そのくらいの感覚があれば、自分に合う小さな趣味の可能性があります。元気な日に、時間や方法を少しだけ広げてみましょう。
何もしたくない日が長く続くときは休息を優先する
何もしたくない日に、無理に趣味を見つける必要はありません。
まずは睡眠や食事、休息を大切にしてください。趣味を楽しめない自分を責めるほど、気持ちが重くなることもあります。
そんな時は横になって目を閉じて構いません。ただ、嫌な気持ち、思い出や未来を想像してしまうとかえって憂鬱な気持ちになってしまいます。
そのような時は未来の理想をイメージングしてましょう。
横になりながらで構いません。頭の中で叶えたい理想を描いてみてください。「どんな自分になりたいか」「どんな環境でどんな人と出会いたいか」等、詳細にイメージすればするほど、理想の自分が見えてくるはずです。
そのまま寝てしまっても構いません。重要なのは体を休めつつ、起きた時に憂鬱な気持ちを減らすことです。
まとめ 何もしたくない日は、小さく楽しめれば十分

何もしたくない日に、無理に活動的な趣味を始める必要はありません。
身近なことでも、自分の気持ちが少し緩むなら、大切な趣味へつながる第一歩になります。
趣味ができなかった日も、失敗ではありません。
何もしないで休むことが、今の自分に必要な場合もあります。
できることなら理想の未来もイメージングしてみてください。
何もしたくない日は、頑張って一日を充実させなくても大丈夫です。今の自分にできそうなことを一つだけ選び、少し心が緩む時間を作ってみてください。


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